エアロプレスとTheComb(コーム)

エアロプレスとTheComb(コーム)

BHツールズ、The Combはフィルターブリューでもその効果を多分に発揮します。BHJapanではバッチブリューとハンドドリップでの検証を以前実施したところ、数値以上に味わいの違いを顕著に感じることができました。

今回はBH受講者様からのご要望をもとに、「"エアロプレス"と"深煎りのハンドドリップ"でThe Combを使用した抽出の比較」を実施しました。

[The Combの特徴]
・25本の穴に自在にカスタマイズできる
・検証の結果導き出された、より高いカップクオリティを引き出す、細さ0.35mm。
・静電気を軽減し、かつ目視出来ないダマまで壊す。
・上記の結果マイクロチャネリングがなくなり、より均一な抽出が行える。
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https://fbc-intl.co.jp/item/3004cmb1_2301

 

〈エアロプレスとTheComb〉

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The Comb。針を7本装着。

[エアロプレスレシピ]
インバートメソッド。浅煎りエチオピアナチュラル。
16g/230cc/90℃/2分浸漬/表面を3回攪拌/2分待つ/30秒プレス

レシピは2パターン試してみます。
BHコース浸漬法の全て~抽出理論と実践~内でも紹介されていますが、ペーパーフィルターの枚数を1枚と2枚使用したメソッドの2パターンで抽出しました。

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ペーパーの枚数による影響か、数値・味わい共に顕著に違いが出ました。

①フィルター1枚→重いボディ感。甘さの際立つ印象。
②フィルター2枚→ライトな印象。スムースな口当たり。

ハイブリッドメソッドのエアロプレスは濁度(微分などの混じり度合い)もレシピによっては変化が出ますが、今回の2つに大きな違いは出ませんでした。濁度については、《浸漬法の全て》第4章チャプター3を参照してください。

浸漬法の全て~抽出理論と実践~
浸漬法におけるあらゆる抽出方法について詳しく学んでいきます。
それぞれの抽出方法のメカニズムから、均一に抽出するためのレシピも紹介していきます。

その後、上記二つのレシピにThe Combを使用して再度比較いたしました。
注湯の前に4回ほど時計回りに満遍なく攪拌します。
エアロプレスは底がフラットで円筒のため、The Combの針は合計7本、中心に1本、端に6角形に配置してムラなく攪拌が行えるようにしました。
抽出器具の形状に合わせて配置は調整しましょう。


結果、両カップとも共通してThe Combを使用した抽出では、スイートフィニッシュで口当たりがラウンドになりました。
The Combなしの抽出と比べて、両カップ味わいが近くなった印象です。
マイクロチャネリングが軽減されて、抽出がより均一に行えたことが影響していそうです。

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度重なる検証から結果が出ていますが、WDTはTDSや収率が上がってカップクオリティが上昇するという効果ではなく、同じ数値でも味わいに優位性が出るという傾向にあります。

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〈深煎りでの検証〉

『深煎りの焙煎度合いでも変化が出るのでしょうか?』
という質問を多くいただきます。
我々も比較的浅めの焙煎度合いでしかThe Combの比較をしておらず、同様の結果になるのか、検証を実施しました。

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このように満遍なく攪拌します。ドリッパーの形状に合わせて針の位置は変えましょう。

[深煎りドリップレシピ]
ORIGAMIドリッパー(磁器)。
15g/225cc/90℃。蒸らし50g、その後残りを3湯に分けて注湯。

結果はこちらです。

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深煎りでの抽出も顕著に違いが出ました。
The Combを使用すると「ボディ感が薄くなり、深煎りの良さが軽減されるのではないのか?」という懸念の声もいただいていました。
しかし、今回の所感としては口当たりがラウンドになり、アフターテイストが心地よく甘さが際立つ印象でした。決してThe Combなしでの抽出が、質の低い味わいではないのですが、WDTで本来の優位性を引き出せている印象でした。

〈まとめ〉

これまで、バッチブリュー、ハンドドリップ、浅煎り〜深煎りで検証を実施してきましたが、ほとんどの場合にTheCombを使用したカップに優位性が出ました。今のところ「後味が心地よくなり甘さが際立つ」といった特徴が多く傾向として見受けられます。
先述の通り、TDSと収率などの数値以上に味わいでの変化が感じられますので、ぜひ色々な条件で比較してみてください!

 

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