RS_0.01 本コースについて

RS 0.01 本コースについて

ロースティング・サイエンスの受講、ありがとうございます。
このコースは焙煎プロセス中に生じている現象を、分子レベルまで詳しく知りたいプロのロースターの為に開設されました。本コースでは豆に伝わる熱力学や、多くのフレーバーを生み出す焙煎時の化学反応など、焙煎の科学について解説していきます。焙煎機メーカーが直面する技術上の課題や、その課題を解決するために彼らが取った様々なアプローチについても紹介しています。最終的にはご自身の焙煎スタイルを微調整する際に、このコース内で得られる知識をどのように活用できるかを説明しています。


最新の焙煎機は、ガス圧、エアフロー、ドラムスピードなど、焙煎に影響を与える要素を細かくコントロールできます。焙煎プロセスの各段階で起こる化学反応と物理的性質を理解することで、焙煎を最大限にコントロールできるようになります。

出版されている本の中には、基本的な焙煎プロセスやフレーバーを良くするための焙煎プロファイルの調整方法が説明されています。本コースではこういった本が一般的に説明を省いている内容(フレーバーをもたらす化学反応やそのフレーバーをコントロールする方法、焙煎の様々な段階での熱伝達の物理学など)も取り上げます。

焙煎はクラフトワークであり、アートであり、科学でもあります。近年の研究によりコーヒーにおける化学反応の秘密の多くが明らかになってきています。焙煎機の技術はより発達し、データロギング・ソフトウェアは、大規模な焙煎業者だけでなく、マイクロロースターにとってもなくてはならないものになりました。

ですが、科学に基づいた知識やツールがあれば自動的に美味しいコーヒーが出来上がるという訳ではありません。コーヒーを追求するためにこれらをどう活かすかはロースター次第です。本コースはロースターが引き出したい味わいを際立たせるためにも役立つように構成されています。


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