ACM_3.8 希釈=バイパス
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希釈=バイパス
抽出したコーヒーに追加で水を加えるとき、この水は希釈水と呼ばれます。 希釈を行うと抽出管理表(Brew control chart)の位置が、y軸(濃度)は下に移動しますが、x軸の位置(収率)は変わりません。コーヒーと加える水の比率が素晴らしければ、そのコーヒーはより飲みやすくなります。
BHツールキットの計算機能を新しく2つご紹介します。希釈後に到達し得るTDS値を予測するために役立つツールと、好みのTDS値を達成するために必要な水の量を計算できるツールを用意しています。
アメリカーノとロングブラックの希釈について
カフェで最もよく知られている希釈の例は、アメリカーノです。アメリカーノは希釈量で、ロングブラックから区別されます。 一般的なロングブラックに加えられる水の量は約100ミリリットルで、アメリカーノはその倍量と言われています。したがってロングブラックはアメリカーノより濃いです。
アメリカーノはフィルターコーヒーと同等に置き換わるものではありません。BHツールキットの計算機能に、この(アメリカーノの)希釈レベルを入力すると、TDSが10%の典型的な40ミリリットルのダブルショットは、カプセルエスプレッソの濃度の2.9%に非常に似ています。同様の抽出でのシングルショットの場合は、1.7%のTDSに達します。
3.8 終